ホームページ
【ぴかちゅ~~の大冒険】「株式☆透視☆日記」「厳選株式リンク集」 「株式☆透視☆日記」バックナンバーでは、株主優待や株主総会の記録、過去の株式売買・相場観・銘柄雑感(2001年~)、「厳選株式リンク集」などを掲載しています。
☆ トラックバック、コメントなど、お気軽にお寄せ下さい。 一年近くブログを放置していたら、コメントは2万件、トラックバックは3千件近く、たまって、嬉しい悲鳴と思いきや、その大半はジャンクぽく、削除してしまいました。(^^)ゞ あまりにも関連のないものは削除するかもしれませんが、お気軽にコメント、TBお寄せ下さい。 ☆ メールはあまり閲覧してないことがありますが、ご意見やご感想、相互リンク先など、お待ちしています。。。 カテゴリ
以前の記事
2010年 10月 2007年 05月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 最新の記事
最新のトラックバック
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ちょっと時間がたってしまいましたが、鋭い質問もあり、なかなか勉強になった株主総会でしたので、ピクセラの株主総会についてまとめておきます。会場は昨年と同じく難波・スイスホテル南海大阪。便利な場所です。120名くらい入れる部屋だったように思いますが、空席が目に付きました。営業報告などは、何ら特筆すべきものはなかったように思いますが、遠方より来たという非常に鋭い質問をするおじさんがいて、株主総会は1時間15分ほどで、その後の会社説明会でも質疑応答があり、すべてが終了したのは12時頃になるなど、なかなかの長丁場でした。鋭い質問を行った人は、おそらく、私がこの会社に感じているのと同じ疑問を抱いておられるようで、その観点から、有価証券報告書などで十分にした準備をして、総会に来られたような感じでした。
私がピクセラに感じている疑問というのは、もっともらしい技術などを囃して、株式公開、増資などによって資金を集めながら、その囃された技術は資金を集めるための口実に過ぎず、もっとらしいM&Aは会社の資本を外部流出されるための手段であり、怪しい貸付や債務保証を行いながら、自分たちが取締役として乗り込んで役員報酬をせしめたり、人材の採用・育成が大切だと言うことで、高額の取締役報酬やストックオプションを設定したりしているのではないかと言うことなどです。つまり、怪しい詐欺会社ではないかということです。一昨年の公募増資の時に大株主の社長や取締役が、幹事証券に貸し株を行い、幹事証券は貸し株を行って、株価を叩き、安く買い戻して利益を得たであろうということや、株式公開時に囃された技術は、もうすっかり陳腐化してしまって、デジタル化に適応した新しい技術が日の目を見なければ、収益の柱が全くなくなるであろうという現状を思うと、これは一杯食わされたのではないかと、ふと思ったりもするのでした。。。 それはともかく、質問の方は、債務超過企業への出資、社債の引き受けや貸付金、保証債務の問題、子会社の売上高が業績予想と大きく乖離していたことや、取締役の数、報酬の総額などなど、利益の社外流出ではないかという疑惑を追及するという感じでした。回答はそれなりのものでありましたが、まともだと思えばまともだが、怪しいと思えば怪しいという感じでありました。要は、地上デジタルテレビキャプチャーボードの開発が成功し、市場シェアを占有することが出来のかどうかと言うことで、会社としては本気なのか、それとも資金集めのためだけのポーズだったのかということでもあります。後からの会社説明会の説明を聞いても、たしかに真摯に取り組んでいるように思いつつも、失礼ながら、どこかで有能な詐欺師なのでは・・・という気もしていたのですが、社員の採用をめぐって、質問者と社長のやりとりを聞いていると、詐欺だと思うのは、こちらの穿った見方であり、会社としては、まさに本気であるのだが、今のところは結果が出ずに状況が厳しいのではないかという気がしてきました。 質問者は、少人数で高収益を上げる東京の半導体開発のファブレス企業と対比して、ピクセラが社員を大量に採用する方針を疑問視したのですが、ピクセラでは人材への投資を積極的に行う必要があるとの回答を聞いていると、ピクセラの場合は、かつての収益の柱であったアナログのテレビキャプチャーボードの技術がすっかり陳腐化してしまって、デジタルテレビ用の技術開発は、まさに踊り場であって、かなりの人材を本当に必要としているのであろうということが窺い知れる気もしました。このことは、デジタルテレビに対応する技術のハードルは高く、また、台湾メーカーなどの外国企業にとっては、日本仕様にあわせることは労力が必要であるなど、競合他社が出現しにくいであろうということの説明や、そういう技術であるゆえに、川下メーカーが自社用に内製化しても、他社に販売しない限り採算がとれず、おそらく専業メーカーであるピクセラに頼らざるを得ないのではないかということとも、整合的であるように思われました。 ストックオプションは、従業員へのインセンティブだと言いながら、現任取締役へのお手盛り手当であり、既存株主を軽視しているのではないかという疑問が完全に払拭できたとも言えないのですが、人材採用には資金が必要であり、ストックオプションも、インセンティブとして必要だと言われれば、反対できないような気もします。 話は変わりますが、第二号議案であった定款の一部変更の件で、「株式、社債の取得、保有、売却」などが事業目的に追加されましたが、マネーゲームへの算入ではないかと、なんか怪しい雰囲気を感じてしまいますが、いずれにしろ、ピクセラは、このままポシャる株ではなく、あと一波乱も二波乱もありそうな予感を感じています。。。 最後になりますが、お楽しみのお土産には、GRAMERCYのお菓子を頂きました。詐欺だとかどうとか失礼なことを思ったことをお許し下さい。。。配当も感謝、株価の上昇も感謝です。。。
by pycachu
| 2005-12-28 08:35
| 株主総会・会社説明会
|
ファン申請 |
||