グローバリーが上場廃止となり、その後、グローバリーのオーナー会社であるジャパンプロセル社に吸収合併することになりましたが、この合併に反対するか、賛成するかで、その後の手続きが若干異なっていました。合併に反対の場合は、1株あたり584円22銭で会社側に株式を買い取ってもらうか、その価格に不満な場合は裁判所に買い取り価格の決定を申し出るか、賛成の場合は、ジャパンプロセル社との株式交換を行った後、端株を裁判所の査定した価格で買い取ってもらうかというような選択肢がありました。
詳細は、以前考察したもののおおかた忘れてしまったのですが、合併に反対して、会社側が提示した584円22銭で買い取ってもらった場合は、5月中にお金を受け取ることが出来るものの、その他の場合は、裁判所の資産査定があるので、金額と時期ともに確定できないとのことでした。私は、いったいどうなるか興味があったこともあり、そのまま放置して、合併に賛成ということにしていましたが、6月上旬に「株式交換完了の挨拶ならびに端数株式処分の案内」が郵送され、振込指定書を返送すると、7月18日付けで端株処分代金が振り込まれたとの連絡がありました。グローバリーの株式1株あたり、いったいいくらの査定になったかというと、584.216円とのことですので、やはり、ほぼ同額だったということです。
先ほど株式交換に反対した人のブログを検索してみたところ、5月19日付けで、1株あたり584.22円で買い取られたそうですが、このうち、みなし配当金額が438.0612円あり、このみなし配当に係る税金を20%取られたそうです。ということは、結局、1株あたり496.60776円で、1000株なら、49万6607円ということなんでしょうか。。。その方は、6000株ほどもっておられたのか、50万円ほど税金を源泉徴収され、手許には288万円ほど残ったとのことでした。
株式交換に賛成した私の場合は、グローバリー1株につき、ジャパンプロセル社株0.00006315株が割り当てられ、ジャパンプロセル株1株につき、9251243円の処分価格となり、グローバリー株1株につき、584.216円ということのようです。株式交換に反対した場合と比べて、0.004円少ないですが、ほぼ同額ということのようです。ただ、見なし配当の比率は異なるようで、ジャパンプロセル株1株あたり、みなし配当金額は2863187.3551円で、資本金などの金額が6388055.6449円だそうです。
私宛の支払調書は、旧グローバリーの株式1100株でジャパンプロセル社の株が0.069465円割り当てられ、買い取り金額は642637円(内みなし配当金額は198891円)で、みなし配当の部分に20%の所得税(39778円)が課税され、税引き後のお支払い金額は602859円とのことでした。持ち株1000株にしておけば、もっと判りやすかったのにと悔やまれますが、グローバリー株1株あたりに換算すると、買い取り金額は584.21545円、そのうち、みなし配当金額は180.81円のようです。株式交換に反対し、グローバリーの株のまま、買い取り請求したときに比べて、みなし配当金額は大幅に少なくなり、源泉された税金は大幅に少なくなったようです。ただ、来年度の確定申告において、資本などの金額の部分への譲渡益を申告しなければならず、非上場会社ということで、10%の減税の特例をうけることが出来ないので、果たして、どうなることやら・・・という感じでもありますが、やはり、課税金額は少なくなるような気がしています。
それにしても、税金は高すぎです。あらゆるところに税金ばかりで、これが、しょうむない橋やら道路やら、談合の経費、公務員の闇給与、ボーナスへと消えていくと思うと、悔しいこと限りないです。。。