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【ぴかちゅ~~の大冒険】「株式☆透視☆日記」「厳選株式リンク集」 「株式☆透視☆日記」バックナンバーでは、株主優待や株主総会の記録、過去の株式売買・相場観・銘柄雑感(2001年~)、「厳選株式リンク集」などを掲載しています。
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先週は木曜日に京進、金曜にジャパンの株主総会に行ってきました。二月決算の会社は多いですが、意外と関西企業の持ち株は少なく、あまりレパートリーがない感じです。木曜日は、京進とコーナンの株主総会が重なり、どちらに行こうか迷っていましたが、初めての京進に行ってみることにしました。
京進って、私が学生時代はその存在すらも知らなかったのですが、いつの間に大きくなったのか、今では教室をあちこちで目にすることも多く、チラシを見ていても圧倒的なパワーが感じられます。株主総会の会場は、烏丸五条の京進本社の会議室とのことですが、烏丸五条はいつの間にか、アイフルをはじめ新興企業の立派な本社がたくさん建ちならぶようになっているので、なんだか行ってみたいと思っていました。アイフルの本社も立派ですが、京進もなかなかのものです。 京進は売買単位が100株になって、少しは株主数が増えたようですが、それでも大証2部株ということもあってか、総株主数も1400名あまりに過ぎず、株主総会参加者は40名程度というこぢんまりしたものでした。総会は、はじめに例の事件についての謝罪で始まり、あとは監査報告、営業報告などと定番通りの展開。質問は1件で例の事件についての責任の取り方などについてで、社長・専務は報酬カットを行っているとのことでした。質問者は株主責任ということに触れていましたが、2月に株式分割を行い、実質増配になっているので、大株主でもある社長にとっては、報酬カットを行っても、数千万円以上、配当収入が増えているのではないかという所に、質問者の意図であったのかもしれないと思ったりしています。事件の影響で一時的に業績が悪くなっていますが、優良企業であることには変わりなく、事件の反省を踏まえて会社が飛躍しようとしている時に、減配して株価がさらに下落すれば、M&Aの対象になってしまう恐れもあり、実質増配は正しい経営判断だったのだろうと思ったりしました。 株主総会の後には、会社説明会があるとのことで、総会は30分ほどで終了し、お茶を頂くことが出来ました。会社説明会は、決算報告と経営計画と題して、映像を見せながら、社長自身が熱弁をふるって下さった感じです。今期は事件関連の安全対策などによって、特別損失を計上しましたが、生徒の増加数はにぶったものの、生徒数の増加は続き、教務力の実績などが地域の顧客に支持されていることが確認できました。京セラ流のアメーバ経営を導入されているそうで、組織力、社員の能力向上にも熱心なようで、今期は、拡大計画を見直し、内部充実に注力するそうですが、今後5年の中期計画いおいては、FCを含め4倍近い教室数の拡大が予定されているようです。株主総会の営業報告も、ナレーションに頼らず、社長が自分で読み上げていましたが、急成長してきた会社らしく、頼もしさが感じられた気がして、今回の事件をバネにして、更なる飛躍が期待できるように思われました。 今期、一部の教室や本社隣接地などで若干の減損損失が計上され、自社ビルによる教室など土地・建物などの固定資産が多いことが今後多額の減損損失になるのではないかと気になることでしたが、これらの資産は、教室を出そうとしてもお金がない無名の企業だった時代に、銀行融資のために土地・建物を購入して融資を受けた時のもので、滋賀県の駅裏などの安かった所のものが多く、それが現在では資産となっているようです。それらの教室は、長年の実績から、営業成績が悪くなることはなく、減損損失の対象になる可能性はほとんどないとのことです。滋賀県は関西でも屈指の人口流入が続く地域であり、かつてのさびれた駅裏も、今では分譲マンションが建ち並んだりして、発展の続く地域であり、京進は、京都・滋賀を基盤に全国展開を計画しているようですが、現在は賃貸やFCの教室が中心となっても、優良資産を持つ企業としても注目できそうです。 ちなみに、お土産は、商品券にしては重いし、お菓子にして小さいし、何だろうと思っていましたが、「生活便利事典」という本でした。定価が書いてない旺文社の本で、新品のようではありますが、2000年発行とちょっと古いもので、ブックオフあたりで100円で売っている感じのものでした。 さて、次はジャパンですが、株主優待券を余らせてしまい、有効期限が平成18年5月31日。もうあまり日がありません。1万円分だと思っていたのですが、200円券100枚なので、2万円分でした。とんだ失敗です。金券ではなくて、割引券なので期待は出来ませんが、もっと早くに金券ショップに行けば、5000円程度にはなったかもしれません。。。臨時株主総会には行かなかったのですが、つい最近、株主総会に行ったばかりだと思っていると、やはり秋頃に総会があったようで、決算期の変更があり、5月に開催されるようになったようです。 今回のジャパンの株主総会も本社会議室での開催で、以前と変わっているところは目に付かず、2度目の来訪なのに、なんだか懐かしい気がします。「新生ジャパン さわやか笑顔」。創業者の似顔絵のイラストなのか、あの「さわやかオヤジ」もそのままで、神棚を中心にして飾ってありました。「ワシはジャパンが好きなんや!と言われるジャパンを目指します」「もったいない、もったいないはJの常用語」などの、スローガンも以前のままでしたが、経営陣は2月の臨時株主総会を経て大きく変わったようです。座席は前回と同じく150席ぐらいと思いますが、前よりも空席が多く、参加者はかなり少ないように思われます。 営業報告は、今回も映像を見せながらの簡単なものでしたが、質問は多く、時間はかかりました。今回も6億円を超える減損損失が処理されましたが、それに関しての質問は2件あり、関心の高さがうかがえます。今回の対象は、地価が著しく下落しているか、営業キャッシュフローが継続してマイナスである店舗などが対象とのことですが、減損会計は、営業キャッシュフローが黒字であれば、時価との乖離が大きくても処理する必要がない場合もあったりするようでもあり、普通に考える時価会計とは必ずしも一致するとは言えず、減損処理する場合も、今売ればいくらになるかという正味売却額ではなく、使用価値によって計算される場合もあり、その内容は複雑に思われます。ジャパンも、京進と同じく有形固定資産を多数所有していますが、京進とは大きく異なり、減損処理が続き、その金額も大きいので、その中身が気になることです。ジャパンの店舗144店のうち、そのうちの何店舗が自社所有で、その簿価と時価の乖離など、かなり大きな含み損が今でも残っているのかもいれませんが、おそらくスギ薬局に買収されたことを考えれば、かなり大きなバブルの痛手を受けていたのではないかと思われます。まさに、ダイエーの没落と同じ様なものかもしれませんが、コーナンは賃貸中心に出店して、急成長を遂げてきましたが、こういった失敗を踏まえてのことだったのかと思ったりしました。土地・建物を所有するか賃貸するかは個人にとっても大問題ですが、企業にとっても、含み益となるか含み損となるかは、時代の環境を如何に読むかで大きく明暗が別れ、本当に難しいものだとつくづく思われました。スギ薬局に買収され、1億円を超える解約違約金を払ってまで借入金を返済するなど、大きく体質は変わっての船出なのかもしれません。 この他、質問では、社長をはじめ取締役の持ち株が少ないことが指摘されましたが、役員持株会名義で購入しており、引き出していないとのことでした。いくら雇われ社長とは言え、所有株式が110株しかないでは話にならないということでしょうか。。。また、社員の平均勤続年数が5年程度と短いことについても質問がありましたが、土・日に勤務がある小売業は、若い人から敬遠され、なかなか人材が定着しないとの回答でした。最後の議案決議、監査役についての退職慰労金についての質問では、給与に賞与を含めるのではなく、退職慰労金制度の現状を継続するとのことでしたが、従業員にしたところで、給与として報酬を払ってしまうよりも、長年勤続した結果として退職金があるという形にした方が人材が定着するという意図があるのかもしれません。オーナー経営者が退職した結果、役員退職慰労引当金は2400万円に過ぎなくなり、業績に影響をあたる金額でもないようです。今期の損益計算書には、役員退職金として9400万円が特別損失に計上されていましたが、これは前社長の退職によるものだそうで、前回の臨時株主総会での議題になっていたのか気になることです。。。多いと考えるのか、少ないと考えるのかは意見が分かれるところかもしれませんが、「スギとジャパンで日本一を目指そう!」ということで、経営責任をとっての引責ではなく、前向きな企業合併の結果の退職と考えるなら妥当なところなんでしょうか。。。会議室などに貼られたスローガンやさわやかオヤジのイラストなど、次回はどうなっているのか、なんだか気になります。 お土産は、ワイン2本。ジャパンの取扱商品で、カリフォルニアワインと南アフリカのワインのようです。昨年11月の株主総会のお土産はワイン1本でしたが、値段がどんなものなのかは、わかりませんが、どちらも、さわやかオヤジのイラスト入りラベルが貼ってありました。
by pycachu
| 2006-05-28 13:58
| 株主総会・会社説明会
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